新型が出たら前のiPhoneは安くなる?——直販・整備済・下取りで値段の動き方が違う

スマートフォンの箱を持って店の棚の前に立ち、値札の付いた別のスマートフォンを見比べている人物のイラスト 端末と回線の総額

Appleは2026年9月9日付のお知らせで、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを発表しました。「iPhone 18 Proは、219,800円(税込)または36回払いで月額6,105円(税込)から、iPhone 18 Pro Maxは239,800円(税込)または36回払いで月額6,661円(税込)からご購入いただけます。」とあり、「予約注文は9月12日(土)から、販売は9月18日(金)から開始します。」とされています(Apple、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを発表|Apple(日本)・2026年9月9日)。

同じ日付で、折りたたみ型のiPhone Duoも発表されました。「価格は364,800円(税込)または36回払いで月額10,133円(税込)から。」で、予約が10月16日(金)午後9時、発売が10月23日(金)です(Apple、iPhone Duoを発表|Apple(日本)・2026年9月9日)。折りたたみの上乗せが何に対する差なのかは、同じ型の比較を折りたたみスマホは何が違って9万円高いのかでGoogle Pixelの通常モデルと折りたたみモデルの仕様表で並べています(iPhone Duoの仕様は入っていません)。

新型が出たので、前の世代を狙って待っていた人の答え合わせができます。この記事は発表前の9月5日にApple直販の価格表を記録してあり、発表後の9月10日15時に同じページをもう一度開きました。直販に残った4モデルは、下がるどころか全部が上がっていました。上がり幅は12,000円から17,000円です。

「新型が出たら型落ちは下がる」と言われますが、Appleで値段が動く場所は直販・整備済・下取りの3か所あり、動き方が違います。ただし2時点を並べられるのは直販だけです。整備済の在庫と下取り額は9月5日に見た表示で、9月10日には見ていません。中古品を含めた総額の比べ方は中古・整備済み端末と新品、総額で比べるなら何を分けて見るべきかにあります。

要点

  • 発表をはさんで直販の価格表を2回見た結果、残ったモデルは4つとも値上がりした。容量まで突き合わせられるiPhone 17は、256GBが142,800円から159,800円へ
  • Apple直販で起きるのは値札の引き下げではなく、ラインナップの入れ替え。外れたのはiPhone 17 Pro・iPhone 17 Pro Max・iPhone 16 Plusの3機種
  • 落ちるのは古い順ではない。上位機種と、同じ世代の大型モデルから先に外れた。1世代前でもiPhone 17・iPhone 17eは残り、2世代前のiPhone 16も残っている
  • 整備済iPhoneに並ぶのは在庫のある個体だけ。9月5日に出ていたのはiPhone 15系の10点で、今回外れた3機種はいつ出るか公表されていない
  • 下取り額は機種ごとに上限で示される。実額は状態・製造年・モデルで決まるので、0円と上限額の2通りで計算して、下側でも予算に収まるかを見る
  • 「新型を待てば前の世代が安く買える」は、今回のAppleの直販では起きなかった

1. 直販の価格表は「値下げ」ではなく入れ替えで変わる

発表前の2026年9月5日、Appleのオンラインストアに並んでいたのはこの7モデルでした。

モデル 価格(税込)
iPhone 17 Pro 194,800円から
iPhone 17 Pro Max 214,800円から
iPhone Air 177,800円から
iPhone 17 142,800円から
iPhone 17e 107,800円から
iPhone 16 124,800円から
iPhone 16 Plus 144,800円から

(iPhoneを買う|Apple(日本)ほかApple公式の各モデル購入ページ・2026年9月5日時点)

発表後の2026年9月10日15時に同じ購入ページを開くと、こうなっていました。

モデル 価格(税込) 9月5日の表示 差
iPhone Duo 364,800円から (未発表) —
iPhone 18 Pro 219,800円から (未発表) —
iPhone 18 Pro Max 239,800円から (未発表) —
iPhone Air 189,800円から 177,800円から +12,000円
iPhone 17 159,800円から 142,800円から +17,000円
iPhone 17e 124,800円から 107,800円から +17,000円
iPhone 16 139,800円(128GB) 124,800円から +15,000円

(iPhone 17eを買う|Apple(日本)・iPhone 16を買う|Apple(日本)・2026年9月10日15時時点。iPhone 18 Pro Maxの239,800円は購入ページではなく発表のお知らせに出ている値で、発売は9月18日です)

差の列は「〜円から」の表示どうしを引いた値です。容量まで突き合わせられるのはiPhone 17だけで、9月5日も9月10日も256GBが最小構成でした(142,800円→159,800円)。残る3モデルは、9月5日側の最小構成の容量を記録していないので、最小構成が入れ替わっていない前提の数字として読んでください。

読み取れることが3つあります。

1つめ。前の世代は下がっていません。 直販に残った4モデルはすべて上がっていて、幅は12,000円から17,000円です。「新型が出れば型落ちが下がる」を当て込んで発表を待っていた人は、この4モデルについては待った分だけ高い値段で買うことになりました。

2つめ。落ちたのは古い順ではありません。 9月10日15時にAppleの製品一覧ページ「iPhone」を開くと、並んでいたのはiPhone Duo・iPhone 18 Pro・iPhone Air・iPhone 17・iPhone 17e・iPhone 16の6モデルで、iPhone 17 Pro・iPhone 17 Pro Max・iPhone 16 Plusは出ていません(iPhone|Apple(日本)・2026年9月10日15時時点)。外れた3機種のうち2つは1世代前のPro、残る1つは2世代前のPlusです。同じ世代のiPhone 16は残っているので、上位機種と、同じ世代の大型モデルから先に外れたと読めます。

3つめ。上がり方は世代で分かれていません。 上がったのは1世代前のiPhone Air・iPhone 17・iPhone 17eだけでなく、2世代前のiPhone 16も同じで、幅も12,000円から17,000円に収まっています。「型落ちだから据え置かれた」のではなく、残った行がまとめて書き換わったように見えます。Appleは価格改定そのものを説明していないので、理由はここでは決められません。

つまり「待てば安くなる」の前に、狙っている機種が入れ替えのあとも表に残るかどうかが先にあります。残っても値段が下がるとは限らず、残らなければ買う場所そのものが変わります。表から外れた機種を追うときは、次の節で見る整備済のページへ移ります。

2. 整備済に並ぶのは在庫のある個体だけ——9月5日はiPhone 15系の10点

Appleは整備済製品のページを別に持っています。このページに並ぶのはモデルの一覧ではなく、そのとき在庫がある個体です。世代の名前だけで探すと、その個体が無い日があります。

2026年9月5日19時40分に開いたとき、商品として並んでいたのは10点で、いずれもiPhone 15・iPhone 15 Pro・iPhone 15 Pro Maxでした(整備済iPhone|Apple(日本))。

整備済製品 価格(税込)
iPhone 15 256GB 104,800円
iPhone 15 512GB 137,800円
iPhone 15 Pro Max 256GB 151,800円
iPhone 15 Pro Max 512GB 181,800円
iPhone 15 Pro 1TB 193,800円
iPhone 15 Pro Max 1TB 211,800円

(同ページ・2026年9月5日19時40分時点。すべてSIMフリーで、10点の内訳は色違いを含みます。在庫は入荷と売り切れで入れ替わります)

整備済には「1年間の保証」が付きます(各iPhone整備済製品について|Apple(日本))。中古店の同じ機種と並べるときは、保証の有無が価格差の一部を説明します。ここは中古・整備済み端末と新品、総額で比べるなら何を分けて見るべきかで分けて見た3点(保証期間・バッテリー状態・ネットワーク利用制限)がそのまま効きます。

この日の在庫と「1.」の9月5日の直販の表を並べると、両方に出ている機種はありませんでした。直販はiPhone 16と17系、整備済はiPhone 15系で、買える場所が世代で分かれていました。ただしこれはこの日の在庫であって、直販に残る世代が整備済に出ないと決まっているわけではありません。整備済は入荷次第なので、日によって顔ぶれが変わります。

今回直販から外れた3機種(iPhone 17 Pro・iPhone 17 Pro Max・iPhone 16 Plus)が整備済にいつ出るかは、Appleが予告していません。この記事の観測でも、外れた機種が整備済に回った例はまだ1件も見ていません。待って安く買いたい機種が直販から消えたなら、見る場所は直販の価格表ではなく整備済のページになりますが、出るまでの目安は誰も示していない、というのが9月10日時点の状態です。1回開いて出ていなくても、もう出ないとは限りません。整備済は容量・色ごとに別の商品として並ぶので、狙いの構成が出ていない日でも、近い構成の値を控えておけば、次に出たときすぐ動けます。

3. 下取り額は上限で示され、実額は見積りを下回ることがある

手持ちのiPhoneを下取りに出す側の話です。Appleは下取り額を機種ごとの上限で示しています。

「下取りを利用すると、新しいiPhoneが5,000円〜135,000円割引になります」(Apple Trade In|Apple(日本)・2026年9月5日時点)

ここで出ている135,000円は、機種ごとに決まった上限額のうちいちばん大きいものです。機種別の内訳は同じページの表にあります。

今お使いのデバイス 最大下取り額
iPhone 16 Pro Max 最大135,000円
iPhone 16 Pro 最大121,000円
iPhone 16 Plus 最大91,000円
iPhone 16 最大91,000円

(同ページ・2026年9月5日時点)

購入ページ側には、9月5日時点で「iPhone 12以降の下取りで、iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Proが22,000円から135,000円割引に」とありました(iPhoneを買う|Apple(日本)・2026年9月5日時点)。割引の対象になる新機種は「1.」のラインナップと一緒に入れ替わります。9月10日にはiPhone 17 Proが製品一覧から消えているので、この一文の対象機種も同じままではありません。金額と対象を計算に使うなら、決める日に購入ページで読み直してください。

下取り額は新しい端末の代金から差し引かれます。下取り額分をApple Gift Cardで受け取ることもできます(Apple Trade In|Apple(日本)・2026年9月5日時点)。

ここに出ているのは上限です。実際にいくらになるかは、同じページの脚注が条件を並べています。

「下取りの見積もり額は概算であり、実際の下取り額は見積もり額を下回る場合があります。下取り額は、下取りに出すデバイスの状態、製造年、モデル、そのデバイスが最初に販売された国や地域によって異なります。」(同)

=つまり、上限額をそのまま総額の計算に入れると、実際より安く見積もることになります。どれだけ下回るかはAppleが公表していないので、決め打ちの割合を置くこともできません。下取りを0円と上限額の2通りで計算して、下側でも予算に収まるかを見るほうが外しません。

4. 一覧に残っているかを見て、下取りを引いてから割引を数える

STEP 1からSTEP 3で「いま買うといくらか」が出ます。分割で買うならSTEP 4まで見ます。

  • STEP 1:狙っている機種が発表後の製品一覧に残っているかを見ます。今回は1世代前でもPro(iPhone 17 Pro・iPhone 17 Pro Max)が消え、同じ世代のiPhone 17・iPhone 17eは残りました。世代の数だけで決めず、一覧そのものを見ます。残っていなければ整備済のページを先に開きます
  • STEP 2:手持ちの下取り額を引いた金額を出します。上限額は機種ごとに公式ページに出ていますが、実額は状態で下がるので、上限のままでは計算に使いません(§3のとおり0円と上限額の2通りで出します)
  • STEP 3:契約とセットで買うときの割引を数えます。Appleのページには「APPLE限定」として「キャリア契約付きなら8,800円割引。ドコモまたはソフトバンクにオンラインで乗り換えると、20,000円割引に」と出ています(iPhoneを買う|Apple(日本)・2026年9月5日時点)。これはApple側が出す割引で、キャリアの店頭で付く割引とは別に数えます
  • STEP 3の注意:この20,000円は乗り換え先で受け取る側の割引だけです。いま使っている回線を解約するなら、違約金・MNP転出手数料・乗り換え特典の適用条件が反対側にかかります。ここを足さずに「乗り換えのほうが安い」と出すと逆になることがあります。分かれ目は乗り換え方法ではなく旧回線を解約するかどうかで、その足し引きはMNPと新規契約、総額で有利なのはどちらかを条件で比較するにあります
  • STEP 4:分割で買うなら、月額の表示に何が含まれているかを読みます。「〜円から」の”から”の中身や「実質〇〇円」の分解はプラン料金表示の読み方にあります

STEP 3までで出た金額を、何と比べるかは2つです。1つは同じ機種の整備済・中古の価格(§2)。もう1つは、いまの端末を使い続けた場合にかかる額(修理・バッテリー交換・毎月の通信費)です。前者より高く、後者より安い、が買い替えの目安になります。

下がらなかったときに、まだ動かせる6か所

  • 整備済のページを定期的に開きます。在庫は入れ替わるので、欲しい構成が出るタイミングがあります
  • 下取りの見積りだけ先に取ります。本体価格が動かなくても、下取り額の側で総額は変わります
  • 容量の段の幅を出します。iPhone 17は256GBが159,800円、512GBが194,800円です。1段上げると35,000円の差になります(iPhone 17を買う|Apple(日本)・2026年9月10日15時時点)
  • その1段が要るかどうかは、いまの端末の中身で決まります。何がどれだけ入っていて消さずに空けられる分がどれだけあるかはスマホのストレージ容量、何がどれだけ使っている?にあります。リンク先は「何GBを買えばよいか」の換算は持っておらず、空けてみて足りなければ次の1台は容量を上げる側、という結論です
  • 手持ちの充電器が次の機種でも使えるかを見ます。W数と規格の読み方はUSB PDとPPS、充電器のW数とA数の読み方にあります。ただしリンク先が機種別の必要W数を出しているのはiPhone 17系までで、iPhone 18 Pro・iPhone Duoの値はまだありません
  • ここまでで決まらないなら、端末ではなく毎月の側を見ます。通信費の内訳はスマホ料金の内訳、どこを見れば削れる余地が分かるかで分けられます

今回は、残ったモデルも下がらなかった

  • Apple直販で起きるのは値札の引き下げではなく入れ替え。前の世代が残ることも、一覧から消えることもある
  • 消えたのはiPhone 17 Pro・iPhone 17 Pro Max・iPhone 16 Plusの3機種。上位機種と、同じ世代の大型モデルから先に外れた
  • そして残った4モデルは全部上がった(12,000円から17,000円)。「残る=据え置き」でも「残る=値下げ」でもない
  • 整備済に並ぶのは在庫のある個体だけ。今回外れた3機種がいつ出るかは公表されていない
  • 下取り額は上限で示され、実額は状態・製造年・モデルで決まる。上限をそのまま総額に入れない

直販価格は2026年9月5日と2026年9月10日15時にApple公式の購入ページで見た表示、整備済の在庫と下取り額は2026年9月5日時点の表示です。iPhone 18 Pro/iPhone 18 Pro Maxの発売は9月18日、iPhone Duoは10月23日なので、直販の顔ぶれも整備済の在庫もこのあと動きます。決める前に同じ3か所をもう一度開いてください。

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出典

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