サブスクを解約する前に見る3点:更新日・締切・残り期間の扱い

カレンダーの更新日に印を付けながらスマートフォンの契約一覧を見る人のイラスト 固定費の見直し

契約したまま忘れているサブスクを洗い出したあと、次に詰まるのが「今解約していいのか」です。

月の途中で解約すると残りの日数が消えるのか、年払いにした分が戻るのか、無料トライアルは前日に解約すれば間に合うのか。この3つは、アプリの提供元ではなく決済したストアの規則で決まります。同じアプリでも、App Storeで契約したかGoogle Playで契約したかで扱いが変わります。

この記事では、AppleとGoogleの公式ヘルプから、締切・残り期間・返金の3点を並べます。契約の洗い出し自体は契約したまま忘れているサブスクを洗い出す確認手順にあります。

要点

  • 締切:Appleは無料・割引トライアルについて「終了日の少なくとも24時間前」の解約を案内しています
  • 残り期間:Google Playは「お支払い済みの期間中は定期購入を利用できます」と明記しています
  • 返金:解約と返金は別の手続きです。Appleは reportaproblem.apple.com、Google Playは払い戻しポリシーの窓口が入口になります

つまり、解約ボタンを押すのは早いほうが安全で、残り期間を捨てることにはなりません(Google Playの場合)。迷って更新日をまたぐほうが損失は大きくなります。

1. 解約の締切:更新日の24時間前を過ぎると次の1回分が動く

Appleは、トライアルからの自動更新を止めたい場合の締切を明記しています。

「サブスクリプションのトライアルに無料または割引価格で登録し、それを自動更新したくない場合は、トライアル期間の終了日の少なくとも24時間前には解約してください。」(Appleのサブスクリプションを解約する必要がある場合|Apple サポート)

終了日の当日ではなく、24時間前です。 「無料期間は30日間」と書かれていても、実質の判断期限は29日目になります。カレンダーに入れるなら終了日の前日です。

Google Playにも同じ考え方があり、解約すると「次回の定期購入の更新日には請求が行われません」(Google Play での定期購入の解約、一時停止、変更|Google Play ヘルプ)。更新日を過ぎてから解約しても、その回の請求は動いたあとです。

=つまり、どちらのストアでも止められるのは「次の請求」だけです。今日の解約が今日の請求を取り消すわけではありません。

2. 残り期間:Google Playは支払い済みの分を最後まで使える

「月末まで残っているのに解約すると損」と考えて先送りにする人が多い場所ですが、Google Playの案内は逆です。

「定期購入を解約しても、お支払い済みの期間中は定期購入を利用できます。」(Google Play ヘルプ)

具体例も示されています。1月1日に購入した1年間の定期購入を7月1日に解約した場合、12月31日まで利用でき、翌1月1日に新たな請求は行われません(Google Play ヘルプ)。

=つまり、年払いを半年で解約しても、残り半年は使えて、次の年の請求だけが止まります。「使い切ってから解約しよう」と考える必要がありません。

一方、Appleの解約ページには、解約後に期間の終わりまで使えるかどうかの記述がありません(Apple サポート)。書かれていないものを同じだと決めずに、解約画面に出る更新日の表示を見てください。 iPhoneでは 設定 > 自分の名前 > サブスクリプション から個別のサブスクを開くと、次回の更新日が出ます(Apple サポート)。

しばらく使わないだけなら、Google Playには止める手前の選択肢もあります。「定期購入を一時停止すると、そのときの請求対象期間の終了時に定期購入が一時停止されます。アプリと定期購入に応じて、一時停止できる期間は1週間から3か月までとなります。」(Google Play ヘルプ)

3. 返金:解約では戻らない。別の窓口へ申請する

解約は「次から請求しない」手続きで、すでに引き落とされた分は動きません。戻す可能性があるのは返金の申請で、窓口が別にあります。

Appleの手順は次のとおりです。

  1. 「reportaproblem.apple.com にサインイン」
  2. 「「項目を選択してください」をタップまたはクリックして、「返金をリクエストする」を選択」
  3. 「返金を希望する理由を選択し、「次へ」を選択」
  4. 「アプリ、サブスクリプション、その他のアイテムを選択し、「送信」を選択」

(Appleから購入したアプリやコンテンツの返金手続きをする|Apple サポート)

対象は「App Store、iTunes Store、Apple Books、その他のAppleサービスで購入した一部のアイテムは、返金の対象となる場合があります」とされており、「返金の可否は、国や地域によって異なる場合があります」とも書かれています(Apple サポート)。申請すれば戻るものではありません。

Google Playも同様に、条件付きの制度です。「Google Play の課金システムを通じて行われた一部の購入に対し、下記の払い戻しポリシーに基づいて払い戻しを行う場合があります」とされ、購入アイテム・支払い時期・支払い方法・地域によって扱いが変わります(Google Play の払い戻しポリシーについて|Google Play ヘルプ)。

不正な請求だけは期限が明示されています。「取引から 120 日以内に不正な請求について報告してください」(Google Play ヘルプ)。身に覚えのない請求は、120日を過ぎる前に出します。

なおGoogle Playには、前払い型についての記載もあります。「プリペイド プランを使用しなかった場合は、払い戻しをリクエストできます。」(Google Play ヘルプ)

解約するまでの手順

  • STEP 1:解約したいサブスクの次回更新日を出します。iPhoneは 設定 > 自分の名前 > サブスクリプション、Androidは Google Play の定期購入の一覧です
  • STEP 2:無料・割引のトライアル中なら、終了日の24時間以上前に解約します(§1)
  • STEP 3:年払いなら、そのまま解約します。Google Playの契約は支払い済みの期間を最後まで使えます(§2)
  • STEP 4:しばらく使わないだけなら、Google Playは一時停止(1週間〜3か月)を選びます(§2)
  • STEP 5:直前に請求された分を戻したいなら、解約とは別に返金を申請します(§3)

一覧に出てこないサブスクは、請求元をたどる

App StoreとGoogle Playの一覧に出ないサブスクがあります。ストアを経由せず、提供元のサイトで直接カード決済しているものです。この場合、上に書いた締切も残り期間の扱いも当てはまりません。規約と解約導線は提供元ごとに違います。

見つけ方はカード明細と通信料の明細からたどる形になり、契約したまま忘れているサブスクを洗い出す確認手順にまとめてあります。通信料に合算されているものはスマホ料金の内訳の付帯サービスの行に出ます。

迷って更新日をまたぐより、先に解約したほうが失うものが少ない

  • Appleのトライアルは終了日の24時間前が締切。当日では間に合わない
  • Google Playは支払い済みの期間を最後まで使える。使い切ってから解約する必要はない
  • Appleの解約ページには残り期間の扱いが書かれていない。解約画面の更新日を見る
  • 返金は解約と別の手続き。不正な請求は120日以内にGoogle Playへ報告する

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出典

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